医師 山田 仁 が考案したCMK治療法とは

CMK治療法とは

腰痛は今…… 腰痛に「骨盤理学療法」を

従来の腰痛の原因はおもに背骨(脊椎)の異常に注目し、この結果腰痛の治療も、下部の脊椎である腰椎の異常を治療することに主眼がおかれていました。
しかし、いわゆる慢性腰痛症、ぎっくり腰、産後性腰痛などは背骨(腰椎)が正常の場合が数多く見られます。このような臨床結果と、さらに一歩進んで腰椎に異常が認められる腰痛やさまざまな腰痛関連疾患をも含めて「腰痛の根本的な原因は、腰椎の土台である骨盤という立体骨格の歪み(=骨盤のアライメントの異常=主に仙腸関節の機能異常)にある。」という骨盤性腰痛理論に基づいて臨床・指導に取り組んできました。
また、山田クリニックの腰痛リハビリ外来では、仙腸関節の機能異常を改善する治療法として、ゴムバンド健康法だけでなく、多くの理学療法の中から医学的に安全かつ効果が認められる手技的療法を厳選し、研究応用開発した「骨盤理学療法=CMK療法」を取り入れ、骨盤性腰痛の診断と治療の実践を行ってきました。

変形徒手整復法とゴムバンド運動療法

医師 山田 仁 が、CMK(シーエムケー)治療法と名付けた「骨盤理学療法」による腰痛治療が基本となっており、変形徒手整復法(整体治療)とゴムバンド運動療法(自己運動治療法)の二本の柱が、それを支えております。

山田クリニック:治療イメージ図

変形徒手整復法

「骨盤理学療法」とは、骨盤骨格のアライメントの異常が示唆される症例に対して行う一種の変形徒手整復法です。
骨盤のレントゲン写真から骨盤全体の変位を判定し、手や足での押圧を主体にして、下腹部の筋肉群・大腿部の背中の筋肉群を暖める操作から始まり、ついで骨盤全体の筋肉群を暖めます。その後、骨盤全体の変位を考慮しながら、仙腸関節や股関節や腰仙連結(腰仙関節)の可動性を高める特殊な操作を行う方法です。
骨盤骨格のアライメントの異常を是正するには、ゴムバンド運動法と相まって、これが不可欠な方法です。

ゴムバンド健康法

骨盤の歪み、すなわち骨盤骨格のアライメントの異常を改善する為の効果的な方法として、骨盤の上にゴムバンドを巻いて、腰まわし運動を行うのが「ゴムバンド運動療法」です。
骨盤周囲に適度な弾力を持つゴムバンドを巻くことは、骨盤を保持する力を補うことになります。そして、そのまま腰を左右に水平に回す運動をすることで、仙腸関節にかかる力を変形させ、同時に仙腸関節包内運動を円滑にすることが出来ます。
骨盤骨格にゴムバンドの張力により負荷をかけることによって、仙腸関節や股関節および腰仙関節の機能異常回復を促し、骨盤の歪みを是正させることが目的です。
腰を回すことによって、上半身から骨盤にかかる体重と、ゴムバンドによって補強された靭帯や筋肉の力のバランスを整えながら、仙腸関節の異常が改善され、その結果骨盤の歪みが自分でもとに戻り、痛みが和らぐのです。

山田クリニック:治療イメージ図

骨盤理学療法

骨盤性腰痛とは

西洋医学では骨盤は歪まないというのが定説となっています。私、山田 仁 は、元々産婦人科医ですので、産後、腰痛に悩まされる患者さんを数多く診察してきました。
その経験から私が辿り着いた結論。それが、「骨盤は歪む!」という事実です。山田クリニックで行っていた治療(骨盤理学療法)は骨盤の歪みを矯正することを目的とした手技療法すなわち骨盤変形徒手整復法とゴムバンド運動療法の複合治療です。他の治療院などでも骨盤を治療している所はありますが、当クリニックは西洋医学の視点から医学的に診断を行い、患者さん各々の症状と骨盤のアライメントの異常との関連をを正確に把握してから治療に入ることを決めていました。しっかりとレントゲンを撮影し、必要であればMRIの撮影も依頼し、まず腰痛の原因がどこにあるのか?それを明確にするのです。その上でいよいよ実際の骨盤理学療法へと進むわけです。腰痛の原因と発症メカニズムを明確にし、それを改善する事。これが重要です。この辺りをしっかり行わないと全く的はずれな治療になってしまうばかりか、逆に悪化させてしまう可能性もあります。整体などの治療院へ行って返って悪化してしまったケースも良く耳にします。本当にに残念なことだと思います。次の項目でご説明するゴムバンド運動療法(ゴムバンド健康法)と併せて、医学的検査に基づいた安全な治療ですので、是非皆さんにお勧めしたいと思います。

山田クリニック:治療イメージ図

骨盤のゆがみこそ腰痛の根本原因

腰痛原因として背骨ばかりが注目されてきたが・・・

腰痛は、いわば人間が直立歩行するようになったための宿命病といえるかもしれません。日本の成人の約80%が腰痛の経験者だといわれています。それほど多い腰痛ですが、人によって腰の痛む原因はさまざまです。たとえば、内臓に疾患があるために腰痛が起こる場合があり、代表的な内臓疾患としては、急性膵炎、肝臓や胆嚢や腎臓の病気、尿路結石などがあげられます。 また婦人科疾患の卵巣や子宮の病気や、外傷や腫瘍が原因で起こる場合もあります。さらに膠原病、血液疾患、血管の病変などが原因となる場合もあり、骨粗鬆症のように、背骨そのものの病気で起こることもあります。このような場合は原因疾患の治療が優先されなければいけません。
しかし、多くのかたが悩んでいる一般的な腰痛は、運動器(骨、筋肉、靱帯、関節など)の異常によって起こるものが大部分でしょう。 ところが、いままでの現代医学においては、この運動器の異常が起こる原因として注目されてきたのは、ほとんど背骨(せぼね)でした。背骨になんらかの負担がかかるために腰痛が生じるとして、姿勢の悪さや、加齢によって起こる背骨(椎骨や椎間板)などの変化や異常にばかり注意が向けられてきたのです。腰が痛くて医師の診察を受けると、椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、椎間板症、腰椎すべり症、腰椎分離症などの病名をつけられることが多いのは、腰痛の原因はすべて背骨(椎骨や椎間板))にあると考えられてきたためです。ギックリ腰も従来は腰椎のねんざと考えられ、腰椎を支える筋肉や筋膜や靱帯が部分的に切れたり、ねじれたりしたとき、痛みが起きるとされてきました。

背骨以上に重要な骨盤のゆがみ

私は、腰痛の原因となる運動器の異常が起こる部位として、背骨にはもちろん注目しますが、それ以上に背骨の土台である骨盤が重要ではないかと考えています。骨盤は腰椎を含めた背骨を支えている土台です。骨盤は立体骨格ですから、立体骨格の物理的特性として「ひずみや歪み」を生じ得るのです。土台の骨盤がゆがむと、体のバランスをとるために、その上にのっている背骨にも不自然な曲がりやねじれが生じ、腰椎や椎間板に負担をかけることになります。そのために腰椎(背骨)の異常も起こるのです。
つまり腰椎や椎間板が異常を起こすベースには、骨盤のゆがみがあり、このゆがみが、結果として腰椎や椎間板の異常を引き起こすので、骨盤のゆがみを正すことこそ、腰痛の根本治療ではないかと思うのです。いままでの腰痛の治療においては、骨盤はほとんど注目されていませんでした。なぜなら「骨盤は動かない」というのが、医学の常識であり、定説であったからです。私はあえてこの医学の常識を打ち破り、新しい観点から腰痛の根本的治療法を考えてきました。

骨盤のゆがみは仙腸関節の機能異常による骨盤アライメントの異常

それでは、私が腰痛の根本原因と考えている骨盤のゆがみとは、どういうことなのかをご説明しましょう。骨盤のゆがみとは、専門的にいうと仙腸関節を主体とした骨盤内関節の機能異常による「骨盤アライメントの異常」ということになります。骨盤内関節には仙腸関節のほかに、股関節や腰仙連結(腰仙関節)があります。しかし、まず最初に機能異常を起こすのは仙腸関節ですから、仙腸関節がなんといっても主役といっていいでしょう。また、骨盤アライメントの異常を分かりやすく表現するとすれば、「骨盤という立体骨格のねじれやひずみ」であり、その根本的原因は最終的に仙腸関節の機能異常ということになるわけです。